頭部外傷
頭部外傷

頭部外傷の診断と治療

①当院では、24 時間体制で頭部外傷(頭のけが)の患者様を受け入れております。直接外来を受診されるか、出血が多い場合や嘔気、嘔吐、めまいがある場合、意識障害がある場合は、救急要請してください。

②頭部外傷においても、重要なことは迅速な診断です。当院では 24 時間体制で、頭部 CT検査を行っております。直ちに正確な診断を行い、治療方針を決定いたします。

③頭部外傷の状態としては、一時的に意識レベルが低下する脳しんとうをはじめ、外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫などの病態があります。それぞれの状態に応じて、最適な治療方法を行っていきます。必要な場合には、緊急手術を行う体制をとっております。

④顔面を含む外傷では、形成外科を協力体制のもと、治療を行っていきます。顔面の傷は形成外科的な縫合により、できる限り傷跡が残らない治療を行っております。また、顔面骨骨折、鼻骨骨折に対しても、形成外科にて整復、手術治療を行っております。

⑤胸腹部の外傷を伴っている場合や、多発外傷の場合、外科の協力体制のもと治療を行っております。また、当院では東京医科大学病院、国立国際医療研究センター病院との連携を蜜にとっており、3次救急が必要な場合はご紹介させていただいております。

⑥当院では、これらの急性期治療に引き続いて、リハビリテーションが長期に必要な患者様には、回復期リハビリテーション病棟に移っていただき、リハビリテーションを継続することが可能です。このように、急性期から一貫した治療を行えるのも当院の特徴の一つです。

脳挫傷

脳挫傷

急性硬膜外血腫

急性硬膜外血腫