| 膝が痛い |
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膝の痛みには、事故やスポーツ外傷などで急に発生するもの、運動のやりすぎによるもの、中年以降慢性的に起きてくるものがあります。
外傷による障害の代表的なものとして半月板損傷、靱帯の損傷があげられます。
【半月板損傷】

膝の関節の隙間には内側、外側それぞれに"半月板"と呼ばれる三日月型の線維性の軟骨があり、膝にかかる衝撃を分散させる働きをしています。スポーツ等で強く膝を捻ったときに、挟まり込む事によって半月板に傷がつく事があります。
症状 : 怪我の直後には、強い痛みと共に腫れたり、関節内に血が溜ま
る事もあります。しばらくして痛みが和らいでも、膝の中で引っか
かる様な感じが続いたり、挟まり込みによって膝が動かなくなる
(ロッキング)症状や、歩行中膝くずれを生じたりする事がありま
す。
診断 : MRI検査が有用です。
治療 : 関節鏡(関節の中を見る内視鏡)を使って、小さな切開で損傷部
を部分切除し、挟まり込みを無くす方法が一般的です。
日帰り手術でも可能ですが、当院では痛みを取り関節周囲の
緊張を無くした状態で手術を行う為、1〜2週間の入院を
しての
治療をお勧めしています。
【靱帯損傷】
膝を支え安定化をさせる為、膝には内側、外側の側副靱帯及び前後の十字靱帯の、計4つの靱帯があります。半月板の損傷と同じようにスポーツ等で膝を強く捻った時やオートバイ事故の様な交通外傷で発生する事もあります。
症状 : 発生時、強い膝の痛みと共に皮下や関節内の出血を生じます。
一番問題になるのは、関節の不安定性であり、膝くずれや持続
する痛みの為スポーツ活動が出来なくなることもしばしばありま
す。
治療 : 損傷を受けた靱帯が治ってくるまでの間、膝関節をギプスなどで
固定し、その後、装具療法を行う場合が一般的ですが、いくつか
の靱帯が同時に切れている時(複合靱帯損傷)や、特に前十字
靱帯損傷後、膝がはずれる様な強い不安定性(回復不安定性)
が残り、日常生活やスポーツ活動に支障をきたす場合には手術
治療の適応となります。
【変形性膝関節症】
50歳を過ぎた頃になると、特に理由もなく立ち上がる際に膝に痛みを生じたり、膝の曲げ伸ばしがしにくくなってくる事があります。
これは、膝の関節の軟骨が老化によりすり減ってくる事により痛くなるもので、変形性膝関節症と言います。関節内に水が溜まったり、正座がこんなになる場合もあります。
治療として、消炎鎮痛剤の内服、膝の筋力強化、足底板による装具療法などを行いますが、良くならないときにはヒアルロニン酸ナトリウムという軟骨の材料を関節内に注入する場合もあります。変形が強く、保存療法(手術などを行わず、投薬などで治す治療)が効かない場合、手術が必要となりますが、軟骨が残っている部分で体重を支えられる様に骨切り術を行ったり、人工膝関節に置換する事が行われます。
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